昨日の試合で日本ハムファイターズが勝利して、日本一になり、今年のプロ野球が終了しました。
4勝1敗という結果でしたが、どの試合も好ゲームでした。
どの試合も本当に均衡した内容の試合でした。
日本シリーズMVPに輝いた稲葉選手も見事な活躍でした。
日本シリーズが始まる前から厳しくマークされる事は予想されていた小笠原選手に代わり、非常に良く打ちました。
小笠原選手を抑えたという意味では中日バッテリーも良くがんばったと思いますが、さすがに稲葉選手までは止められなかったみたいですね。
稲葉選手も過去にメジャーを目指しましたが、どの球団も彼に興味を示してくれず、日ハムに入団した苦渋を味わった選手なんですよね。
それも昨日のMVPで報われたのではないかと思います。
どの試合も勝敗を決めたのはほんのちょっとした差だったでしょう。
どちらの選手も非常に良くがんばりました。
そして、日ハムのヒルマン監督も選手としても在籍していたチームとはいえ、本当に見事にチームを指揮したと思います。
来期はメジャー監督かも!?という話もあるみたいですが、まずは日本のプロ野球チームの代表として、アジアシリーズもがんばってもらいたいものです。
そして、日本シリーズが終わったという事は、今年限りで引退を決めていた新庄選手の選手生命が終わった事も意味します。
日本ハムファイターズをあそこまでの人気球団にしたのですから、おかげでパ・リーグの野球は盛り上がったのですから、彼の功績は非常に大きなものだったと思います。
春先に引退を表明した時は「うそ!?まだ早すぎるでしょ!?」と思いましたが、おとといあたりのゲームから「ん?」と思える場面がいくつかありましたからね。
本人はずっと隠し通していたのでしょうが、本当は体はかなりボロボロの状態だったのでしょう。
今から思えば、これまでの新庄選手から見れた強肩ぶりも今年はほとんど見なかった気もします。
誰にも悟られずに最後まで戦い抜いたのですから、大した選手です。
これまでに数々のパフォーマンスを見せてくれた新庄選手でしたが、私の中で一番記憶に残っているのはオールスターでのホームスチールです。
草野球でもまず出来ないであろうホームスチールをまさかやってしまうとは!!という驚きでいっぱいでした。
本人も「自分がセ・リーグの選手だったらやっていなかった。」と言っていましたが、まさしくパ・リーグの野球を盛り上げる為に行ったプレーだったのです。
少しでも野球を楽しく見せようとする姿勢はまさしくプロでした。
そして、日本ハムを、パ・リーグを、日本のプロ野球を盛り上げてくれた新庄選手の活躍は本当に見事でした。
個人的には非常に残念でなりませんが、あれだけのスター性を持った新庄選手、
きっと引退後も世間をアッと言わせてくれることでしょう。
新庄選手、本当におつかれさまでした。
これからも自分らしく、自分の行く道を歩んで行ってください。